Leaked Photo Surfaces of Purported Unidentified Aerial Phenomena

米国防総省(ペンタゴン)が4月、UFO動画を公式にリリースしたことが世界で大きな話題となったが、このほど、新たなUFOの記録が流出したことが報じられた。

科学やテクノロジー、国防関係の情報サイト「The Debrief 」の記事(12月3日付)によると、ペンタゴンのUFO調査機関である「Unidentified Aerial Phenomena Task Force(UAPタスクフォース)」の2つの機密報告書が情報関係者らの間で広く共有されており、そこに含まれる2つのUFO写真の存在が明らかになったという。

両写真とも、米軍戦闘機のコックピットから撮影された。1つは銀色のキューブ型の物体がホバリングしている写真。もう1つは各頂点が光っている三角形の物体の写真だという。

特に、同サイトに写真が公開されたキューブ型UFOは、アメリカ東海岸沖、高度約1万メートルでホバリングしているもの。2018年にF/A-18戦闘機の後部座席のオペレーターが、自分の携帯で撮影したものだという。

気象観測用の測定器ドロップゾンデではないかという声もあるが、さまざまな点で説明に無理がある。情報関係者でシェアされたというその機密報告書には、この物体が地球外のものであることを除外できないと記されているという。

米海軍は2019年4月、UFOを目撃した時の報告手続きに関するガイドライン作成に着手すると発表。2020年8月にはペンタゴンが、正式なUFOの調査機関UAPタスクフォースの設置を表明した。

今回のような写真が流出したことは、現場のUFO目撃報告が続々となされていることを示しているのかもしれない、と「The Debrief」は伝える。英国防省の元UFO調査官ニック・ポープ氏も「また次なる公開があるだろう」と英デイリー・メール紙に語っている。

4月にペンタゴンが米海軍の遭遇したUFO動画を一般公開し、「本物の」未確認飛行物体であると認めたことを受け、河野太郎・防衛相(当時)が、自衛隊がUFOに遭遇したとき、「映像が撮れるなら撮り、報告をするということで、航空自衛隊やそれぞれで相談してもらいたい」と述べた。国防の観点からも、未確認飛行物体の存在は無視できないはず。

日本でも、自衛隊によるUFOの目撃報告が早く定着してほしいところだ。(純)


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2019年4月25日付本欄 米海軍がUFO目撃報告のためのガイドライン作成中

https://the-liberty.com/article/15704/

2019年6月4日付本欄 アメリカ海軍に毎日のようにつきまとうUFO 危うく戦闘機と衝突も

https://the-liberty.com/article/15842/

2020年4月29日付本欄 ついにNHKがUFO動画を報道! 河野防衛相は「UFOに遭遇した際の手順を定めたい」

https://the-liberty.com/article/17092/