HSU未来産業学部 アソシエイト・プロフェッサー

木村 貴好

(きむら・たかよし)1971年、埼玉県生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒。同大学院修士課程(環境科学)修了、同農学研究科博士課程単位取得後退学。博士(農学)。応用昆虫学分野の研究を行う。農業生産法人、茨城県農業総合センター生物工学研究所を経て、2008年、幸福の科学に奉職。現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティの未来産業学部アソシエイト・プロフェッサー。「自然と環境」「基礎生物B」などの授業を担当。著書に『スピリチュアル自然学概論』。

スピリチュアル自然学概論

スピリチュアル自然学概論

木村貴好著

HSU出版会

今西錦司 自然学の創造

『今西錦司 自然学の創造』

木村貴好著

デザインエッグ社

以前の連載( https://the-liberty.com/article/16804/ )で、「時間の流れを考えなければ、三次元世界は存在しなくなる」ということを述べました。

もう少し時間について考えてみたいと思います。深遠な時間論は展開できませんが、進化論を考えるにあたっても、時間について考えておきたいと思うのです。

三次元世界の定義からすると、時間というものは存在しません。定義から言えば、三次元は縦・横・高さの要素で成り立っているので、元から"時間はない"のです。三次元には、過去や未来はなく、昨日も明日もこの世界にはないのです。

(※誤解のないように追記しますが、「今しかない、過去はない」と言って罪を犯すことは間違いです。心の過ちや人の恨み、罪を犯した事実は残り、人生に影響します。縁起は時間的にもつながっているのです。「過去が未来につながり、影響を及ぼす」ということは今後の論旨にも関係してきます)