写真はイメージ(settsunokami / Shutterstock.com)。
それは、大学一年の夏、深夜のことだったという。
男性は、友人の家に電車で向かっていた。乗っていたのは最終電車。目的地の二駅手前が、終点だった。男性はやむなく、二駅分、夜道を歩くことにした。
最初の一駅分は、10分ほどで歩けた。駅と駅との間隔がさほどない路線だったのだろう。男性は二駅目に向かって、歩き続ける。
しかし、様子がおかしい。進めど進めど、目的地にたどり着かない。そして気づけば1時間、暗い道を歩き続けていた。
妙だなと思っていると男性は、「不気味な雰囲気」に包まれるのを感じる。そこには、大きな稲荷神社が立っていた。
ふと前を見ると、おばあさんがいた。足を引きずりながら自転車を押し、近づいてくる。男性は「嫌な感じ」がし、とっさに逃げようとした。すると──。
「お兄さん、400円持ってないか」
こう声をかけられた。
男性は、財布を持ってはいた。しかし恐怖のあまり、「持っていない」と答える。
するとおばあさんは、「そうかい」と、怒ったような様子で自転車にまたがり、追いかけようとしてきた。
男性は、急いで逃げようとし、もう一度振り返ると──おばあさんは一瞬のうちに消えてしまっていた。
その後、男性は恐怖のあまり動転し、友人の家まで行く道が一時分からなくなってしまったという。
◆ ◆ ◆
これは、大川隆法・幸福の科学総裁が7月下旬に行った「恐怖体験リーディング」で、対象者の一人が語った体験である。
背景にいる存在を大川総裁が霊査すると、対象者を子供のころから"見守っている"と称する霊存在が出てきた。心霊現象といえば、死後迷っている霊が引き起こすとことも多いが、このケースでは別種の霊が作用していたようだ──。
リーディングでは他にも、以下のような恐怖体験が示す意味について解き明かされている。
- 早朝、家族に起こされると、胸から上が血まみれ状態だった。血は布団を貫通して畳まで染み込んでいた。傷がないか確認したが、怪我はしていなかった。
- 夏祭りで友人たちと写真を撮ったら、手が一本多く映っていた。シャッターを押した友人は、「カメラを構えている段階から、"派手め"な女の子が入ってきてピースをしていた」と言っていた。彼女はその後──。
- 夢の中で流れ星のような赤い光が落ちたのを見た後、ベッドから体が浮くような経験を数度した。
- 2~3歳のころ、祖父母の家で、緑色の大きな虎があぐらをかいて座っているのを見た。小学生だった姉や、小学校低学年だった従妹も同じような虎を見ている。
- 祖父母の家では、多くの怪奇現象が起きていた。天井にたくさん手形がついていたことがあったり、寝室のタンスの木目が怖い顔のように見えたり……。大人になってからタンスを見ると、明らかに木目の数が減っていた。
こうした不思議体験は、学問的には解説できなくとも、"厳"として存在する。本リーディングは、幸福の科学の支部、精舎で拝聴できる(以下に連絡先)。スピリチュアルな世界に思いを馳せる機会に、おすすめしたい。
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『夢判断』
幸福の科学出版 大川隆法著
【関連記事】
2016年9月号 もう一度会いたい幽霊の話 死は永遠の別れではない