幸福の科学専務理事
斎藤 哲秀
プロフィール
(さいとう・てっしゅう)1964年生まれ。神奈川県出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了。1988年に幸福の科学に奉職。現在、幸福の科学編集系統括担当専務理事 兼 HSU未来創造学部芸能・クリエーターコースソフト開発担当顧問。
「ザ・リバティ」編集長
綾織 次郎
プロフィール
(あやおり・じろう)1968年生まれ。鹿児島県出身。一橋大学社会学部卒。産経新聞に入社後、政治部で首相官邸などを担当し、2001年に幸福の科学に奉職。現在、幸福の科学常務理事、HSUビジティング・プロフェッサーなどを兼任。
大川隆法・幸福の科学総裁の公開霊言が12月25日、「公開霊言1000回突破記念〈釈尊の霊言〉─情欲と悟りへの修行─」をもって、1000回を突破した。
霊言とは、あの世の霊を招き、その思いや言葉を語り下ろす神秘現象のこと。幸福の科学の霊言やリーディングは、仏教でいう「六大神通力」に相当する大川総裁の高度な霊能力を駆使して行われている。
これまで多くの霊言を目の当たりにし、質問者としても、多くの霊と対話をしてきた人からは、大川総裁の霊言はどう見えているのか。
本欄では、10月末発刊の本誌12月号「 すべての人に希望を- いま、目の前にある奇跡。大川隆法説法3000回突破記念 」に掲載しきれなかったエピソードを含めて、大川総裁の霊言の"衝撃"について5回にわたり掲載する。今回は、その第4回。
【大川総裁公開霊言 1000回突破】霊言の"衝撃"
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教団に不利な霊言も公開
綾織(以下、綾): 霊言の中には、善悪の判断基準を世の中に示すため、幸福の科学にとって不利なことでも、あえて公開するものもあります。
例えば、「ムハンマドの霊言」は、イスラム教世界の方々には議論を呼び、攻撃もされるかもしれません。ただ、ムハンマドの「今」の考え方を知ることが、イスラム教徒にも必要だし、世界に正しさを示す上でも必要だから、公開している訳ですよね。これは、「正しさを探求する」姿勢の表れだと思います。
斎藤(以下、斎): 確かに、批判を受けたり、危険を呼び込んだりする可能性すらあります。"商売"の発想とは真逆の考え方ですよね。総裁は、とても誠実で正直な姿勢をお持ちなので、霊言は「知的正直さ」に溢れていると感じます。
つまり、公開することで「自分が損をするか」ではなく、「真実を示す」ために霊言を出されているんですよね。そう考えると、商売行為だとか、人気取りが目的でないことは明白です。なにより、最終的には、「人を幸福にしよう」と思われていますから。
また、「公開霊言」ではなく、「非公開」霊言もたくさんありますよね。
綾: 公開になっていないだけで、実はたくさん収録されていますよね。そう考えると、仮に霊言が"イタコ芸"で、"商売"だとしたら、お蔵入りになっている非公開霊言があるなんて、あまりにも非効率的です。
ゴーストライターではボロが出る
斎: 1000回の公開霊言のうち、500数十冊が本として出版されました。これまでに総裁は2600冊以上の本を出版されてきましたが、一番多い時は、1カ月で38冊の本が出版されました。このうち、16冊は霊言だったんです。また、年間の出版数が最も多かった2014年には、霊言も含めて、1年間で196冊出版されました。90%以上は、その年に収録されたものです。
想像で作為的に書いていたとしたら、このスピードでは出せないと思います。「2日に1冊発刊」より速いペースですよ。海外翻訳版を含めたら、もっと発刊点数は増えます。これはやはり、何か霊的な「真実」につながっているからできる、人間知を超えた力が働いていると考えるのが自然ではないでしょうか。
綾: 話したことが、活字になって出版されて、その後何年も、何十年も検証され続けるというのが、人間の頭脳による知的生産だけで可能なのかという話ですよね。
「ゴーストライターがいるのではないか」と言われることもありますが、仮に私が何か書いたとしても、1カ月も経てば、ボロが出ると思います(笑)。残念ながら、弟子にはそこまでの能力がありませんよね。
斎: 私も同感です。総裁の場合、中身のある内容ばかりなので、話したことを文字に起こすと、そのまま本になるのですから驚きです。あえて譬えるなら、モーツァルトが修正せずに楽譜を書き続けたような状態が、延々と続いている感じでしょうか。これは、作為的には難しいと思います。
斎: 最近では、「毛沢東の霊言」が驚きでした。我々真理の学習者であっても、二重底・三重底で霊に"騙されて"しまうところもあることが分かりました。総裁ご自身も、空手でいう"寸止め"をしていたところをさらに踏み込んで、壁を打ち破って探究していくと、とんでもないことになっていたことが分かって。これは、予測したり、想像したりしてやっているものでは到底分からない部分だったと思います。
綾: 「大川総裁はたくさん勉強をしているのだから、霊言ではなく、自分の意見として言えばいい」と言う方もいらっしゃいますが、霊言は勉強して"作り出している"ものではないんですよね。
毛沢東にしても、毛沢東について基本的なことは、当然総裁は調べられています。それでも、分からないことがあるから、霊言という形で霊的に探究をして、毛沢東の霊が今どういった状況に置かれていて、どういった考え方をしているのかを明らかにされたわけですよね。
ですから、「霊言をやめた方がいい」という考え方は、知的探究も霊的探究もやめるということになり、なんだか変な感じがします。
斎: 霊言は、科学の世界で言うと「実験」に近いところがあると思います。かなりリアリスティックな目で見ている、霊界の探究実験であるような気がします。
霊の思いを正確に表現するためには
綾: 幸福の科学には、総裁以外にも、霊を身体に入れることができる「チャネラー(霊媒)」が何人もいます。チャネラーの体に霊を入れるとき、総裁は、導師として霊を呼ばれ、審神者(審神者)として霊の発言を聞かれています。
この時、総裁は作為的にチャネラーの発言を作ることはできません。こうしたチャネラーの存在自体が、霊言は総裁の勉強によって作り出されているものではないという証明だと思います。
斎: 確かにそうですよね。チャネラーにしても、「自分が知らなかったこと」が口からついて出ていますからね。
これはチャネラーの方から聞いたことなのですが、霊を身体に入れると、場合によっては数日、影響が残るそうなんです。こうした体験も、霊言ならではのことだと思います。
綾: 私はチャネラーの方から、本を読む量を何倍かに増やすと、言葉の精度が上がってきて、霊の思いを正確に表現できるようになると聞きました。知識や言葉を知っていると、歴史上の人物が特定できることもあるんですよね。つまり、知識を"道具"に使って、霊に言葉を語らせていると言えます。
斎: 確かにそうですね。複数のチャネラーに同じ霊を入れたこともありましたが、どれも同じような結論になりましたね。(続く)
【関連サイト】
大川隆法 公式サイト
https://ryuho-okawa.org/#/home
幸福の科学 公式ホームページ 霊言・リーディングについて
https://happy-science.jp/ryuho-okawa/reigen/
【関連記事】
2019年12月26日付本欄 大川総裁の公開霊言が1000回を突破 霊言を収録し続ける意味とは何か
https://the-liberty.com/article/16628/
2020年2月号 霊言を行い続ける理由 - 大川隆法総裁 講演Report 「永遠の法灯をともして」
https://the-liberty.com/article/16603/
2015年2月号 「霊言学」のすすめ - 500人超の霊言を研究する - Part1
https://the-liberty.com/article/8928/
2019年12月号 すべての人に希望を - いま、目の前にある奇跡。大川隆法説法3000回突破記念