6月の米朝首脳会談を控えて、北朝鮮とアメリカの動きが慌ただしくなっています。

金正恩朝鮮労働党委員長は、北朝鮮が長年そうしてきたように、嘘をついて非核化を先延ばしし、「核を持った独裁体制」を築きたいはずです。

しかし最近は、「非核化」を口にし、同時に「金正恩政権の体制保証」を求めており、「命乞いを始めた」という指摘も見られます。

こうした状況が生まれたのは、アメリカのトランプ大統領のおかげでしょう。

もちろん楽観はできませんが、今回は、米朝の動きを軸に、複雑化した5月以降の主な国際情勢を整理して、日本に必要なことを考えてみます。