トランプ米政権は23日より、鉄鋼に25%とアルミニウムに10%の関税を上乗せする輸入制限を行う。

この背景には中国の不公正な貿易慣行がアメリカの安全保障上の脅威となっているという問題がある。このため、第二の矢としてトランプ政権は、中国の知的財産権侵害を「不公正貿易」と認定し、通商法301条(スーパー301条)に基づき、大統領権限で中国製品の関税の引き上げを検討している。

このような措置に対して、「貿易戦争が始まる」という批判も出始めてきている。だがそのような批判は当たっているのか。