《本記事のポイント》
- さまざまな状況証拠から考えて、宇宙人は地球に来ているといえる
- 宇宙人は意図的に人間に干渉しないという「宇宙人仮説」がある
- 地球人は宇宙人の存在に対して心を開くべき
今年のセンター試験の英語の問題に「タコ型宇宙人がどこかの惑星探査に出かけて付けた日記」風の読解文が出たそうだ。センター試験には、時事的でキャッチーなテーマが出たりするので、「時代は今、宇宙人」である。
ところで、昨年末、ニューヨーク・タイムズが、米国防総省(ペンタゴン)の極秘UFO調査の記事をスクープして世界中で大反響を呼んだことは、12月18日付本欄「米国防総省の"UFOシャドウプロジェクト"が明るみに!世界のメディアも大騒ぎ」(以下、関連記事参照)でお伝えした通りだが、それに対して、当然のことながらUFO肯定派から懐疑論者までさまざまな反応が噴出している。
ペンタゴンで極秘UFO調査をしていた元軍情報部のルイス・エリゾンド氏は、調査を通して我々は宇宙で孤独ではないことを確信したと公言している。確たる宇宙人の証拠をつかんだわけではないが、状況証拠として「来ている」としか思えないのだという。
このニュースに対して、今回、ニューズウィーク他、多くの記事が「動物園仮説」に注目している。動物園仮説とは、「もしも惑星間航行ができる宇宙人がいるのなら、どうして地球にやってこないのか」という「フェルミ・パラドックス」と呼ばれる疑問に対して、1973年にハーバード大学の電波天文学者ジョン・A・ボールが論文「The Zoo Hypothesis」で発表した仮説である。
それによると、「宇宙人は、動物園や自然保護区のように、意図的に人間に干渉してこない」のだという。つまり、地球に来ていて時々姿を現すも、完全には干渉せず遠くから人間をモニターしているというのだ。
また、この仮説以外にも「我々はすでに宇宙人とコンタクトをしているのだが、政府がパニックや恐怖を起こさないために情報を隠しているのだ」という説も相変わらず有力である。事実、今まで多くの元政府職員などがそのような情報を暴露してきている。
もし宇宙人がUFOに乗ってチラホラと姿を現しながら、我々の意識がどう変わっていくのかをモニターしているとしたら、まずはやはり我々が彼らの存在を認めるべきだ。そのような過程を経て、早く誰もが分かるように姿を現してほしいものだ。(純)
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2017年12月18日付本欄 米国防総省の"UFOシャドウプロジェクト"が明るみに!世界のメディアも大騒ぎ