2018年2月号記事

聞いてみた

神道、仏教、キリスト教、イスラム教、幸福の科学

2018 夢を叶える

世界の「神頼み」 Part 1

Interview

「慈悲の心」で宗教の違いを乗り越える

祈りの方法や神様は違うが、宗教には共通するメッセージが存在する。

宗教間の対話を呼びかけてきたアームストロング氏に世界宗教の共通点を聞いた。

(編集部 長華子)


contents


「慈悲心の憲章」創始者

カレン・アームストロング

(Karen Armstrong)1944年生まれ。オックスフォード大学セント・アンズ・カレッジで英文学を専攻。ジャーナリストとなった後、主要な宗教に共通する「慈悲の心」や「黄金律」といった宗教の重要な共通点の研究で数々の賞を受賞。著書に『神の歴史』(ポテンティア叢書)、『聖戦の歴史』(叢書Laurus)など多数。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教は、すべて同じ神を崇拝し、社会正義や公平の実現を目指す点で共通しています。

それなのに、世界では宗教の違いによる争いが起きています。その理由は、私たちには自分のことを棚にあげて、他人の欠点を指摘する傾向があるからです。

次ページからのポイント

Interview 「慈悲の心」で宗教の違いを乗り越える カレン・アームストロング氏

「慈悲心」と「黄金律」が宗教の共通点