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2018年1月号記事
ニュースのミカタ 2
国際
「ロシア疑惑」で元トランプ陣営3人を起訴
実はクリントンの方が“真っ黒”だった
いわゆる「ロシア疑惑」が大逆転するかもしれません。
10月、元トランプ陣営の3人が起訴されました。選対本部長を2カ月務めたポール・マナフォート氏ら2人が資金洗浄など12の罪に、また、外交顧問だったジョージ・パパドプロス氏が連邦捜査局(FBI)の尋問で偽証した罪にそれぞれ問われています。
ロシア疑惑とは、トランプ陣営が違法にロシア政府と共謀し、昨年の大統領選を有利にしようとした疑いのこと。起訴を受け、日本メディアは、トランプ陣営が「黒」であるかのように報じています。
しかし、マナフォート氏らの罪状とロシア疑惑との関連性は見えてきません。ロシア側との接触について追及されているパパドプロス氏も、政権幹部の多くと面識のないアドバイザーにすぎず、疑惑を立証するにはつながりが弱い人物と言えます。
これだけ騒がれ、捜査されているにもかかわらず、「ロシア疑惑」の"証拠"はこの程度です。