アメリカの宇宙関連の大企業家は、定番の宇宙人に関する質問に、ストレートに答えてくれたようだ。

英エクスプレス紙の記事によると、今年2月11~13日、アラブ首長国連邦のドバイで世界政府サミットが開催され、そこでアメリカのロケット開発企業「スペースX」のCEO、イーロン・マスク氏が宇宙人についての見解を述べた。

4000人の聴衆を前に、彼が人工知能について語っているとき、「超高性能な人工知能というのは、20年以内に"スーパー・インテリジェント・エイリアン"が飛来したというようなもの」と、比喩的に人類への脅威を語ったのに対し、司会の内閣総務未来省のムハンマド・アブデュラ・アレガウィ大臣は「地球外知的生命体はいると思うか?」という聴衆が期待する方向に舵を切って質問した。

さらにアレガウィ大臣が「そもそも地球人がエイリアンなのでは。人類の祖先は宇宙から来たと考える人たちもいるが」「あなたは50年以内にエイリアンと遭遇すると思うか?」と突っ込むと、マスク氏は「もし、超知的生命体がいるのなら、彼らはもう地球人を観察していると思う。しかし、人類はそれに気づくほど賢くはないのだ」と答えたのだ。

また、5月28日、アメリカのCBSニュースでも、アメリカの宇宙ベンチャー企業、「ビゲロー・エアロスペース社」のCEO、ロバート・ビゲロー氏が、NASAと共同開発した拡張式のモジュールの話の中で、宇宙人の存在について力強く持論を展開した。

番組の中で、レポーターのララ・ローガン氏が「あなたはエイリアンを信じるのですか?」と聞くと、彼は「確信している」「彼らはずっと地球に飛来してきたし今もいる。私はこの件に莫大な資金を投入してきた」などと答えている。ローガン氏が「UFOやエイリアンを信じていると公言するのはリスキーでは?」と聞くと「全く気にしない。だからどうなんだ? だからと言って私の知っている現実は変わらないのだからね」と平然と答えた。さらに宇宙で知的生命体に遭遇する可能性を問われると、他所に行かなくても地球のごく身近にいるのだとも言った。

彼には宇宙人との遭遇体験が何度もあるようで、彼の会社の社屋には宇宙人の顔のロゴがついていることからも、その信念がよくわかる。

イーロン・マスク氏は、人類の火星移住を目指しており、ロバート・ビゲロー氏は、宇宙ホテルを目指して起業した。代表的な宇宙産業の超有名人が前例をつくってしまったからには、宇宙時代の企業家は、宇宙人について問われても、もう逃げてはいけない。(純)

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