トランプ政権が、不法移民の子供に対する強制送還猶予措置「DACA」の撤廃を発表したことに対して、批判が集まっています。

DACA(Deferred Action for Childhood Arrivals)は、オバマ前政権が2012年に大統領令を出して導入した制度です。幼少期に親に連れてこられて不法入国した若者に対する措置で、一定の条件を満たせば2年間は合法的にアメリカで労働できるというもの。

トランプ政権は5日、6カ月の猶予をもってこれを撤廃すると発表し、代替案の立案を国会に要請しました。

本欄では、なぜトランプ政権はDACAを撤廃しようとしているのか、そして、ドナルド・トランプ米大統領は移民に対してどのような理念を持っているのかを考えたいと思います。