宇宙飛行士の若田光一氏が2013年から約半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在し、最後の2カ月間は日本人初のISS司令官(船長)を務めることがわかった。17日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。

若田氏は09年、ISSに日本人で初めて長期滞在し、日本実験棟「きぼう」を完成。昨年から米航空宇宙局(NASA)のISS運用部門の責任者となり、高い評価を得ていた。司令官としてはシステム運用や宇宙実験、搭乗員の安全確保を含めた全体の指揮をとる。若田氏は記者会見で「日本の宇宙飛行士たちが経験を積み重ね、着実に貢献、日本の信頼につながっている」と語り、船長の条件には「判断能力とチームワークを重んじる心」をあげ、「和の心を大切にしてチームをまとめていきたい」とした。

日本が宇宙開発の分野で存在感を高めていることを伝える、とても喜ばしいニュースだ。これをきっかけに、政府が宇宙産業に積極的に投資し、高い技術や勤勉な国民性を活かして貢献することができれば、国際的な信用も高まるに違いない。(由)

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