ナショナル・ジオグラフィック・ニュース(17日付)によると、米航空宇宙局(NASA)は、14日午後9時頃(日本時間15日午前11時頃)に、約4年ぶりとなる最大規模の太陽フレアを確認したと発表。

太陽フレアは、磁場の不安定化により発生する。同時に噴き出す大量の荷電粒子が地球の大気圏と衝突し、通常よりもはるかに低緯度でオーロラが発生する可能性があるとのこと。それは日本では17日昼頃に相当するが、今のところ、そうした情報はない。

神秘的で美しいオーロラだが、太陽フレアの影響の結果であったり、本誌3月号( http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1129 )でも紹介した通り、ヴァン・アレン帯が弱体化することで太陽風が入り込んでできるものであるなど、地球の変調を知るサインでもある。

また、17日発信のAFP通信でも、NASAのニュースを流している。NASAの彗星探査機スターダスト・ネクスト(Stardust-NExT)は15日、テンペル第1彗星(Tempel 1)に最接近したという。

テンペル第1彗星は幅が約6km、太陽を5年周期で回っている。前回2005年に探査機ディープ・インパクトが調査したときと比べて、表面が侵食していることが明らかになった。侵食は、太陽に接近したこの5年間で表面が20~30mほど削れている。太陽の影響なのだろうか。また初めて撮影されたほかの場所には、「何か」が堆積したような痕跡があるという。

いずれにしても太陽にからんだニュースだが、地球にとって非常に大切な存在である太陽の全貌が明らかになる日は近いのか。(ア)

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