12日発信のAFP通信だが、ちょっと注目したいニュースがある。インド・バンガロールの空港で開かれた航空ショー「エアロインディア2011」で空飛ぶ車「フライング・マルチ（Flying Maruti）」なる車の試作車が公開されたのだ。

「フライング・マルチ」は空中に垂直に上昇し、渋滞の上空を飛ぶことができる車だという。マルチ・スズキ・インディアの往年の名車「マルチ800」をベースに、車体ルーフの四隅に1枚ずつ回転する翼板と、4つのタイヤ部分にフードが付いている。開発者は、インド南部バンガロール在住のヴィシュワナート氏。開発には16年を要し、開発のために40件の特許を取得したとのこと。

ついに空飛ぶ車が発明されたと考えるのは早計で、「フライング・マルチ」は残念ながら肝心の飛行試験をしていないという。したがって懐疑的な人も多いのだが、着想は抜群であり、さらに実現に向けて進めてほしいものだ。(ア）

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