初当選を決め、笑顔を見せる谷口氏。
16日に投開票が行われた長崎県の新上五島町議選で、幸福実現党公認の谷口るみ子氏(57)が初当選を決めた。
谷口氏は地元の長崎県立上五島高等学校出身。養護教諭として公立小中学校に33年勤務。日本ホリスティック協会の「心と体の健康アドバイザー」、全国専門能力検定協会「カイロプラクティック整体師」の資格を持つ。
今回の町議選では、町内高齢者ネットワークの構築、スポーツ&ヘルスケア施設の建設による観光事業の発展、不登校児のケアができる場所づくりなど、子供たちに安心・安全な町づくりを掲げた。
当選に際し、谷口氏は「皆様に支えられて当選することができました。本当にありがとうございます。養護教諭として33年間勤務してきましたので、その経験を生かし、地元の子供たちや高齢者の心と体の健康を守ると共に、国境を守り、安全に暮らせる町をつくっていきたいです」と抱負を語った。
新上五島町は、長崎最西端の五島列島に位置する島。2012年7月には、「台風避難」を口実として、106隻の中国漁船が五島列島の福江島に押し寄せたが、乗組員の数は2000人以上と見られた。尖閣諸島での領海・領空侵犯が増え、海上保安庁の活動が尖閣に集中する中で起こった事件だった。それ以降も繰り返し、多数の中国漁船が五島列島に押し寄せている。
現地に滞在する多数の漁船により、大きな漁業被害も出ているが、乗組員が武装している可能性も指摘され、国防の脅威が高まっている。
谷口氏は、「日本の西の防波堤になれるように努力いたします」と語る。幸福実現党は立党以来、国防の強化を訴えてきた。五島列島の漁業の安全や、海上警備の強化の実現に向け、近隣市町村と連携しての活動を期待したい。
幸福実現党公認の地方議員は、これで11人目となる。
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