ここ数カ月、最も存在感を増している政治家のうちの一人が、二階俊博・自民党幹事長だ。
二階氏は幹事長就任早々、「自民党総裁・任期延長論」をぶち上げた。安倍首相が腹の底で望んでいながら、自分の口では言えないことを、率先して代弁したのだ。
10日の記者会見でも、「選挙の風は吹いているか、吹いていないかと言われれば、もう吹き始めているというのが適当だ」と述べた。自民党の議員には、「1月解散」を前提に、選挙準備を進めるよう促している。
解散についても、安倍首相本人は国会で「全く考えていない」と答弁している。自党議員に準備をさせたくとも、自分の口からは言えない案件だ。
二階氏は、ビジネスマンなら「こんな部下が欲しい」と思うほど、安倍首相にとって心地よい動き方をしている。
しかしそもそも、二階氏は親中派だ。比較的にタカ派と言われる安倍首相に、なぜそこまで忠誠心を持てるのか。
大川隆法・幸福の科学総裁は8月末、二階氏の守護霊を呼び、その見解を聞いた。守護霊の言葉は、本人の本音に限りなく近い。メディアなどで報じられる本人の言葉と、かけ離れる場合もある。
「棚ぼた」が強めた忠誠心
二階氏の守護霊の発言を聞く限り、表面上のみならず、本音ベースでも安倍首相に忠誠を誓っている様子だった。
守護霊は、二階氏が谷垣禎一・前幹事長の事故に伴って幹事長に就任したことに触れ、「(幹事長就任は) 棚ぼたに決まっとるじゃないの。だから、わしとしては、幹事長にしてくれたから、何かお返しせないかんじゃないか 」と述べた。
順当に任命された幹事長職に比べて、「棚ぼた」で任命された幹事長職は、有難さが違う。それが、二階氏の忠誠心をさらに強めているようだ。
安倍首相の"手腕"へのリスペクト
二階氏の守護霊は、安倍首相の"政治的手腕"にも敬意を示すコメントをした。
「 安倍さんがね、就任してから世界をね、もう地球をスーパーマンみたいにグルグルグルグル飛び回ってるから。最高よ、首相としてはね。
国内もグルグルグルグル回転していて、トンボ帰りしては国会で答弁し、小池知事が当選すると見たら、山梨でゴルフ三昧して、ちゃんと休みを取って、次に英気をつけるとか……。(中略)才能があるんだよ。メディアに勤められるぐらいの才能がある方なんだよな 」
「政治家」というよりも、「政治屋」として世論にPRする安倍首相の手腕に、感服している様子だ。
親中派なのに安倍政権に仕えるワケ
では、自身が親中派であるにもかかわらず、タカ派の安倍政権に仕えている理由は何か。
霊言で分かったのは、二階氏が親中派である理由は、多くの左派政治家のように、「中国が日本を侵略するはずがない」と楽観しているからではないこと。中国の今後の動きに関する読みは、かなりリアリスティックだ。
そして親中派であることと、安倍首相に恭順していることとは、二階氏の中で、全く矛盾していないことが分かった。
日本の政治屋の本質が、よく分かる内容となった。
詳細は、本霊言が収録されている『二階俊博自民党幹事長の守護霊霊言』(大川隆法著・幸福の科学出版)をご覧いただきたい。
霊言では他にも、
- 石破、小池、小泉――「ポスト安倍」の今後
- 菅官房長官への本音
- 「天皇の生前退位問題」への本心
- 政界で長生きする"秘訣"
などが語られた。
【関連書籍】
幸福の科学出版 『二階俊博自民党幹事長の守護霊霊言』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1732
【関連記事】
2015年5月22日付本欄 自民党二階氏が3000人と訪中 ポスト習近平の胡春華氏と会談