現在、日本にはどれぐらいの法律があるかご存知だろうか。
実は、7月1日時点での法律数は、1954本に達しており、政令や省令などを含めると、8247本に上る(総務省調べ)。1970年代以降と比較すると、その数は倍増。業界では、激増する立法現象を「立法爆発」と呼び、問題視する声が上がっている。
これには、毎年法律書を発刊している出版社も頭を悩ませている。
『模範六法』などを刊行する三省堂のホームページには、「長文化する新法と増え続ける一方の新判例の収録により、ページ数も製本上の限界に達しているが、それでも『総合型六法は一冊であるべし』との信念を読者と共有し、種々の工夫を施すことで、本年版も一冊本として刊行することができた」とある。増えるページ数を必死で1冊の本にまとめているというのだ。
2000年前後から急増する法律
この「立法爆発」を図にしてみると、興味深いことが分かる。特に、終戦直後と、2000年前後から法律が急増しているのだ。