「政治と宗教」の絡みでたびたび話題となる靖国神社。

2016年9月号記事

ニュースのミカタ 6

政治

政治と宗教の"熱い"関係

人々を幸福に導く「神の正義」はどこに?

今夏の参院選では、「政治と宗教」の関係が話題となりました。

宗教法人「生長の家」が、「与党とその候補者を支持しない」と表明したり、保守思想を持つ宗教団体が加盟する政治団体「日本会議」と自民党との浅からぬ関係を批判する書籍が相次いで発刊されたりしました。

また、「幸福の科学」を母体とする幸福実現党の釈量子党首は、政見放送で「(政教分離の規定は)宗教が政治に関わってはいけないということではありません。これは政府(内閣法制局)の見解です」と語りました。

「政教分離」を誤解する人も多いため、宗教との関係を隠さない幸福実現党のような政党は珍しいですが、実際は、宗教と政治は切っても切れない関係です。

公明党は「創価学会」が応援していることは周知の事実ですし、民進党の候補は、「立正佼成会」をはじめとする新宗教の応援を受けています。