チュニジアの政変がエジプトに飛び火しつつある。
27日付け朝日新聞では、5期30年の長期政権となっているムバラク大統領の退陣を求めるデモは首都カイロで数万人の規模に広がっているという。死者も出ている模様だ。エジプトでも、フェイスブックなどのインターネットで「チュニジアに続け」などと参加が呼びかけられ、デモが大規模化した。
チュニジアではネットで呼びかけられたデモがきっかけとなって、独裁体制が打ち破られたため、中東・北エジプト地域で民衆デモが相次いでいる。その中で、最も大規模な民衆デモに発展しているのがエジプトだ。
エジプトでは、100人当たりの携帯電話の保有台数が66.7台、インターネットの利用者数は24.3人に至っている。ちなみにチュニジアでは同じく携帯で95.4台、ネットが34.1人だった。朝日新聞はこの動きを「ネット革命」と名づけているが、ネットが独裁政治を打ち破る革命の武器として普遍化するかどうか。エジプトのムバラク政権の対応が注目される。(村)
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