2027年のリニア開通を控える山梨県。そのチャンスを、どれだけ県内の経済発展につなげることができるかが試される。
その担い手として名乗りを上げたのが、幸福実現党のにしわき愛氏だ。
にしわき氏は1日、山梨県庁で記者会見を開き、今夏に行われる参院選に幸福実現党の公認候補として出馬することを表明した。会見では、「山梨の明るい未来、国民の皆様の『全員幸福』を実現する」と決意を語った。
にしわき氏が掲げる主要政策は(1)憲法9条改正、(2)消費税5%への引き下げ、(3)山梨におけるリニア特区・生涯現役社会実現の3つ。
(1)国民を守る:憲法9条の改正
にしわき氏は「戦争したくない。憲法を守ろう」という言葉に対して、学生時代から疑問を感じていたという。憲法の条文や解釈にしばられて、逆に国益を護る判断ができない可能性があるからだ。
北朝鮮の核実験、ミサイル発射実験の成功、中国の南シナ海での軍事基地の建設などの報道を見るにつけても、「戦争を起こさせないため」に、国防を強化すべきと訴える。
(2)家計を守る:消費税5%引き下げによる景気回復
今年に入り、株価の下落など、アベノミクスの限界が明らかになってきた。「このまま消費税増税を行うと、皆様の家計が破綻してしまう」とにしわき氏は訴える。
「家計をまもるために」消費税を5%に引き下げる必要があるという。
(3)山梨の未来:リニア特区・生涯現役社会
にしわき氏は、規制緩和や法整備を行い、リニア特区を中心に都市開発を行いながら、雇用を創出し、若者から高齢者まで元気に安全に暮らせる生涯現役社会を実現すると訴える。
リニアをテコに、地域発展のモデルが生まれることを期待したい。
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幸福実現党 公式サイト
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