広島で今年4月、核軍縮・不拡散をテーマに、外相会議が開かれる。この際、核保有国である米英仏の外相は、広島の平和記念公園を訪問する方向で最終調整に入った。実現すれば、主要7カ国(G7)の外相として初めての訪問となる。
その広島で、「平和のための国防が必要。それは悲劇を繰り返さないためで、広島だからこそ言いたい」と声を上げる人物がいる。今夏に行われる参院選の幸福実現党の公認候補として出馬する、佐伯知子氏だ。
佐伯氏は24日、出馬表明の記者会見を行った。出馬を決意した理由は、いたってシンプル。「この日本という国を愛しているから」だという。
佐伯氏は、「政治の使命は、国を守り、国を富ませ、国民の幸福を実現すること。そして、国民の皆様に、この国の未来に夢や希望を抱いていただくこと」だと語る。そして具体的に3つの政策を掲げる。
その3つとは、「教育改革」「消費減税」「マイナンバー制度の廃止」だ。特に、教育学部卒の佐伯氏は、「教育改革」に対して強い思いを持っている。
広島は「ゆとり教育」発祥の地だが、かつては全国でもトップクラスの学力を誇る「教育の西の総本山」とも称された教育県だった。国家100年の計は教育にある。佐伯氏は、「その誇りを取り戻し、国際社会で活躍できる第一級の人材を輩出し続ける県を目指す」と主張している。
広島は、2つの点で日本に大きな影響を与えてきた。1つ目は、「原子力エネルギーへの拒否反応」だ。広島に落とされた原爆と、日本人の原子力アレルギーは無関係ではない。
2つ目は、「ゆとり教育」だ。1990年代前半、広島でゆとり教育が始まり、それが全国へと広がった。その結果、日本の学力は大幅に落ちたため、ゆとり教育は見直されることになった。
この2点において、広島が出発点となって変化を起こすことができれば、そのインパクトは大きい。日本の未来に希望を持たせてくれる、新たな政治家の誕生を期待したい。
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