米シカゴ大学の神経生理学者であるエミル・F・コッカロ教授らは、脳の大きさと間欠性爆発性障害(IED)に関する研究結果を発表した。科学誌バイオロジカル・サカイアトリーにこのほど掲載された。
間欠性爆発性障害(IED)とは、精神障害の一つとされている。IED患者は、些細な出来事で突然怒りを爆発させ、制御不能になるという特徴を持つ。
この研究には、健常者やIED患者ら168人が、被験者として参加した。研究者らはコンピューターを用いて、被験者の脳を撮影し、断面を調査している。
その結果、IED患者の方が、健常者に比べて、脳の灰白質と呼ばれる部位が小さいことが分かったという。