南北軍事境界線(38度線)上に立つ建物(画像は、 calflier001 / flickr )

南北分断は誰の責任か。それは日本だ――。そうした議論が大真面目に行われる韓国で、中谷元防衛大臣がバッシングを受けた。

このほど韓国を訪問した中谷大臣は、韓国の国防大臣との会談で、朝鮮半島有事における自衛隊の役割について、「韓国の有効な支配が及んでいる範囲は南北軍事境界線(38度線)より南側だ」と述べ、北朝鮮への自衛隊の活動に韓国側の同意は不要であるとの認識をほのめした。これに対し、韓国メディアは批判的に報じ、朴槿恵大統領も「自衛隊の韓半島進駐はあり得ない」と述べた。