日本近代史研究・ウィスコンシン大学博士課程

ジェイソン・モーガン

プロフィール

米国ウィスコンシン大学で日本史研究の博士課程に在籍中。現在、法制史の研究のため、日本の法学者である末弘厳太郎と穂積重遠の思想とともに、東京裁判も研究している。

外国人から見ると安倍談話はどう見えるのか。本誌11月号では、ウィスコンシン大学博士課程で、東京裁判や日本の近現代史を研究するジェイソン・モーガン氏に話を聞いた。紙幅の関係で紹介し切れなかった部分を含めて2回に分けてお届けする。

日本だけが謝罪をするのはおかしい

――安倍談話をどう思いますか?

モーガン氏(以下、モ) 安倍首相は、様々な党に配慮し譲歩を迫られた結果、あのような談話を出したのでしょう。私は安倍首相のことはとても尊敬していますが、あのような談話は出さなければよかったと思っています。日本が謝罪をすればするほど、中国と韓国は、もっと謝罪を求めてくるからです。