UFOの中心地、ロズウェルの人気いまだ衰えず
2015.06.02
「全てはロズウェルから始まった」と言われる。1947年、米ニューメキシコ州のロズウェルにUFOが墜落したといわれるロズウェル事件は、いまだに多くの人を引き付けている。
フロリダのメディア、ニューズマックスTVは、英国の大俳優パトリック・マクニー、アメリカの人気俳優ダン・エイクロイド、ウィル・スミスなどによるドキュメンタリー「ロズウェル:トップシークレット」を5月25日放映。1947年、ニューメキシコのロズウェルに墜落したUFOの報道から政府が「UFOではなく気象観測気球だった」と訂正するまでの歴史と情報工作のドキュメンタリーである。
道路情報サイトもロズウェル周辺はUFO一色
ロズウェル事件に関しては、イギリスのエクスプレス紙も5月14日、「月面を歩いたNASAの宇宙飛行士、ロズウェルにUFOが墜落しエイリアンが発見されたと発言」というタイトルで、アポロ14号の乗組員、エドガー・ミッチェル元宇宙飛行士の談話を掲載している。
ミッチェル氏の出身地はロズウェルの近く。彼は地元で、エイリアンの死体を棺に入れた葬儀屋の息子や、現場をガードした保安官の息子など、真実を知る人たちに接しており、昔から一貫してロズウェル事件の真実を語り続けている。
この記事は、全米の道路情報のコミュニティサイトにも転載されているが、なんとそのサイトのロズウェル周辺の記事はUFO一色だ。というのも、人口4万8000人の小さな町にもかかわらず、UFO見たさで世界中から年間18万人が訪れるという、一大UFO観光地となっているからである。毎年7月に開かれるUFOフェスティバルでは、宇宙人の仮装コンテストなど様々なイベントが催される。
UFOミュージアムには日本の情報も
ロズウェルのUFO観光の目玉はUFOミュージアムだ。ここは、UFO墜落の目撃者の1人であるグレン・デニス氏が設立したロズウェル事件や世界のUFO情報資料を集めた博物館。彼は、事件当時、葬儀社を経営しており、エイリアンの棺を用意した本人だ。5月1日には、地元の名士である彼がひっそりと亡くなったとニューメキシコのテレビ局KOBが大々的に伝えた。
このロズウェルのUFO博物館には、日本の情報も展示されている。2010年2月のCNNの記事は、ここには日本のUFO目撃情報も展示されており、73年から83年まで発行された日本のUFO専門誌『UFOと宇宙』まで展示されていると伝えている。『UFOと宇宙』日本初のUFO専門誌なので、この雑誌にはまっていた人もいるはずだろう。
ロズウェル事件は膨大な書籍やテレビ番組、映画を生み出し、田舎町を世界の「UFOの中心地」にしてしまった。ほとんど観光地化しているとはいえ、ロズウェルは今、UFOを信じる数多くの人たちに支えられている。(純)
【関連記事】
2015年4月号記事 「ロズウェル事件」検証するならもっと真面目に - NHK超常現象番組
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9229
2015年6月号記事 目を覚ませ! UFO後進国ニッポン - 米中は「宇宙人技術」を持っている
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画