スザンヌ離婚は産後クライシス? 離婚は「性格」ではなく「知識」の問題
2015.03.29
「本当に些細な話し合いの中で、ちょっとした喧嘩の延長線上で、彼が家を出てしまい、それが長引いてしまいました」
「子どもが生まれる前は彼が一番で、家事を一生懸命頑張ろうと思えていたけど、子どもが産まれて、子どものことだけに一生懸命になってしまって」
「育児が初めてのことばかりで、最初は戸惑いのほうが勝ってしまって不安な面も大きくて……相手を気遣う余裕がなくなってしまっていました」
「夫婦にはなれたけど、家族にはなれていなかったのかなと思います」
タレントのスザンヌさんは、元ソフトバンク投手の斉藤和巳氏との離婚を発表。先日、都内で開いた記者会見でスザンヌさんは、離婚の原因についてそう語った。美人タレントと野球選手の結婚は、多くの人から祝福された。しかし、出産後から様々なすれ違いが重なったようだ。
「産後クライシス」「熟年離婚」の壁
この離婚について、「産後クライシス」と分析する声が多い。産後の子育てが原因で夫婦の仲が冷めてしまう問題だ。
これと並び、「熟年離婚」というものも増えている。熱心に働いていた男性が退職後、妻から突然に離婚を言い渡されることが多いという。
このように、結婚生活にはステージに応じた壁が存在する。近年、離婚率は増加し、3人に1人が離婚する時代に入っている。結婚間近の人にとっても、夫婦仲良く暮らしているカップルにとっても、決して他人事ではない。子どもはもちろん、祝福してくれた方々を悲しませないためにも、なるべくなら避けたいものだろう。
「性格が合わない」のではなく「環境のずれ」
最高裁判所がまとめた2012年の司法統計によれば、離婚に関する申立ての動機のトップは、「性格が合わない」という項目だった。「性格が合わない」のであれば、最初の相手選びが悪かったのであり、避けられない離婚だったのだろうか。
幸福の科学の大川隆法総裁は25日、「結婚不適合症候群について考える」と題して、結婚後に待ち受ける危機と、その乗り越え方や心構えについて語った。
大川総裁は、離婚の原因は「性格が合わない」のではなく、「環境がずれていた場合に、適応できないでいるということのほうが多い」と指摘した。環境や立場が変わると、お互いの物事の感じ方や、相手への見方も変わる。それが、夫婦のすれ違いを招く。
結婚後の危機に関する知識を集める
大川総裁は、「女性の方は、自分自身の感情のブレや変化もよく知っておいてほしいし、男性も、なぜ自分が腹立つのかを、客観的につかむ必要がある」とアドバイスした。
その上で、
- 食生活や家事能力が夫婦仲を悪化させるパターン
- ビジネス適性の高い女性の注意点
- 注意すべき現代教育の影響
- 家事能力が高い男性の盲点
- 妊娠出産時の男女が陥りやすい罠
- 出産後の女性が敏感になること
- 妻に自分の仕事について理解してもらう方法
など様々なポイントから、夫婦の関係が冷え込むパターンと原因、その対策を解説した。
こうした未経験の知識を得ることは、宇宙飛行士が宇宙に旅立つ前に、プールや機械でつくった真空状態の中で訓練をするようなもの。
結婚生活に不安がある人も、今は幸せな関係が続いている人も、「知は力なり」という言葉を信じて、様々な本や人の話などから“夫婦の危機"に関する事前知識を集める必要がある。
【関連サイト】
幸福の科学公式サイト 大川隆法総裁 法話・霊言 公開情報 「結婚不適合症候群について考える」
http://info.happy-science.jp/lecture/2015/13096/
【関連書籍】
幸福の科学出版 『ティータイム あたたかい家庭、幸せのアイデア25』 大川隆法著
(Chapter3―17「こうすれば『幸せ熟年夫婦』になれる」参照)
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=130
幸福の科学出版 『女性らしさの成功社会学』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1304
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