独裁下で起こる悲劇は現代も変わらない 映画「シャトーブリアンからの手紙」が公開

2014.10.26

© ARTE France -2011-LES CANARDS SAUVAGES -7ème Apache Films-PROVOBIS FILM 10月25日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

独裁体制の下で起きる悲劇について考えさせられる映画が、25日、公開された。

1941年、ナチスドイツ統治下のフランス。ドイツ将校暗殺の報復として、ヒトラーはフランス人150人の死を要求した。結果、シャトーブリアン収容所に収容されていたフランス人から27人、合計で48人が銃殺される。その中には、ナチス統治に反対する共産運動のビラを撒いた罪で収容されていた17歳の少年もいた。

この出来事は「ナント事件」と呼ばれる史実に基づいた映画であり、17歳の少年ギィ・モケが書いた最期の手紙は、戦後、ナチスへの抵抗の象徴となり、彼の名前はパリの地下鉄の駅の名前にもなった。映画「シャトーブリアンからの手紙」は、この事件の発生から処刑までの数日間を描いている。

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