「国連でUFOの議論を」 ブラジル国際会議で宣言

2013.12.10

「エリア51」に代表されるように、アメリカから発信されるUFO情報は多い。だが、「UFO学」が盛んなのはアメリカだけではない。

11月21日から24日にかけて、ブラジルのフォス・ド・イグアスで国際UFO会議「2 UFOZ 2013 」が開催され、10カ国から24人のUFO研究者が集結。多くの聴衆に最新情報を公開した。

地元ブラジル、メキシコ、チリ、アルゼンチン、ペルーなどの中南米を始め、アメリカ、ポルトガル、イギリス、フランス、カナダといった著名なUFO研究者を輩出している各国が参加。様々なテーマの研究報告を行った。

テーマは、「科学と宗教」「古代文明におけるETの存在」「コンタクトの準備」「アブダクション」「エリア51」「エイリアン・テクノロジーの利用」「宇宙政治学」「クロップ・サークル」「ETの科学と霊性」など。これらおなじみの内容に加えて、アメリカからは、元国会議員たちの前であらゆるUFO関連の情報を暴露した「シチズン・ヒアリング・オン・ディスクロージャー」の報告と、次回アメリカでの国際UFO会議の告知もなされた。

ブラジルのUFO会議は、1997年にブラジリアで35か国70人の講演者の元に盛大に開催されて以降、今回で5度目。昨年からイグアスの滝で有名な観光都市フォス・ド・イグアスで開催されるようになり、開催後「フォス・ド・イグアス宣言」を表明している。

昨年は「ブラジル政府に公式にUFO問題を扱う組織の設立を求める」内容で、その成果として、今年の4月18日にはUFO研究者と軍が初の会合を持ち、ブラジルのUFO問題の取り扱いについて議論をしたという。

そして、今年の「フォス・ド・イグアス宣言2013」では、「国連でUFOに関する公式な議論を行うために、ブラジル政府が先導的役割を果たすこと、世界のすべての国々がUFO情報に直接アクセス可能になるよう」求めることが盛り込まれた。

このような国際UFO会議を始め、大小の研究会、レクチャーなどは世界で開催されており、各国がお互いに最新情報を共有し合っている。どこの国の軍にもUFO関連の情報があり、各国政府が何らかの情報を握っており、民間の研究者たちが真実を探るために日夜、研究を続けている。だが、そうした場で、日本の存在感がほとんど感じられないのは、非常に残念だ。(純)

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