【参院選】矢内党首ら幸福実現党の各候補が第一声 比例のトクマ、井澤両氏も(Part1)
2013.07.05
参院選の公示日を迎えた4日、全国で433人が立候補し、17日間の選挙戦がスタートした。各地で各党党首が第一声を上げる中、幸福実現党の矢内筆勝党首は同日朝、東京選挙区から立候補した釈量子・党女性局長の選挙事務所での出陣式に出席した後、同候補と共に10時30分からJR五反田駅前で第一声を上げた。駅前には聴衆が詰めかけ、歩道橋から演説を聴き入る人も数多くいた。
幸福実現党は今回の参院選で、比例代表で3人、各都道府県選挙区では47人を擁立した。多くの政党が経済問題・アベノミクスの是非などを争点とし、自民党などは憲法改正に関する議論をトーンダウンさせてきている。その中で、立党から4年の間、一貫して「憲法9条改正」を前面に掲げてきた幸福実現党は、今回の参院選でも国防強化を訴える。
五反田駅前での演説で矢内党首は、「日本の国民すべての人たちを幸福にしたい。その一念です。国民にとっての幸福とは、日本が平和な国家になることです、日本が繁栄する国家であることです、そして、日本が誇りある国家になることです」と声を張り上げた。具体的には、国民が安心して暮らせるための国防強化、国民を豊かにするための消費税増税中止、そして自虐史観の是正を政策として打ち出した。
矢内党首は特に、日本に国防上の脅威が迫っていると訴えた。尖閣諸島で中国の公船が領海侵犯を繰り返していることについては、「東京湾に中国の公船が入ってきて、海上保安庁が『中国の領海だから出て行け』と言われるのと同じ」と指摘。その上で、どの政党も国防問題を正面から取り上げていないことを「ハッキリ言って無責任」と批判し、「自分の国を自分で守れるようにするため、参院選の争点として、憲法9条改正を掲げる」と宣言した。
矢内党首の後にマイクを握った釈候補は、政治家として「世界のリーダー国家の実現」を目標にすると話し、聴衆からは大きな拍手が上がった。釈候補は「日本は社会主義国家ではなく、資本主義国家。資本主義の要は私有財産を守ること。私たちは増税に反対し、国民の自由と私有財産を守りたい」と、消費税増税や富裕層税の導入などの中止を訴えた。
釈候補は、「『下山の思想』ではなく、『坂の上の雲』でもない。雲を突き抜け、必ずこの国に『太陽』を昇らせる。釈量子に、皆様方の国家の気概を、世界に対する責任感をかけていただきたい。若い世代が目を輝かせ、シニア世代が生きがいを持ち、日本に本当の夢と誇りを取り戻すために、立ち上がって参ります」と意気込んだ。(晴。Part2に続く)
【参考サイト】
幸福実現党ホームページ
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