同性婚差別は違憲 米連邦最高裁が初判断
2013.06.28
米連邦最高裁は26日、夫婦世帯に対する税制優遇などを男女間の夫婦に限定する連邦政府の「結婚防衛法(Defense of Marriage Act)」について、合衆国憲法が定める法の下の平等に反するとして違憲判決を下した。同性婚について連邦最高裁が判断を下すのは初めて。今後、同性婚を認める流れが加速する可能性がある。
連邦最高裁は、結婚問題は州が決定すべきとした上で、州で結婚を認められたカップルが連邦政府の法律では差別されていると指摘した。この判決によって、同性婚を認めている12州と首都のワシントンDCでは、同性婚のカップルが男女間のカップルと同じ法律上の権利を認められることになる。
連邦最高裁は同日、同性婚を禁止したカリフォルニア州の憲法改正条項の合憲性を問う訴訟についても判断。改正条項の維持を求めた原告の訴えを棄却したことで、改正条項を違憲とした一審判決が維持され、カリフォルニア州では同性婚の認可が再開される見通しだ。
幸福の科学の霊査によれば、人間は転生の過程で男性・女性どちらの人生も経験することがあり、過去世で夫婦だった者同士が今世はともに同性で生まれて愛し合うケースもあり得る。同性婚についてはキリスト教の信仰の問題とも相まってアメリカで大きな議論になっているが、この問題について我々はいまだ文明実験の途上にあると言える。
【関連記事】
2013年4月1日付本欄 【そもそも解説】同性婚について米連邦最高裁が審理を開始
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5827
2012年5月19日付本欄 【海外メディア】同性婚支持を表明したオバマ氏の「計算」
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