ロシアに直径10mの隕石、500人以上が負傷 空からの危機に備えを
2013.02.16
ロシア南部のチェリャビンスク州周辺で15日の朝9時ごろ、隕石が落下した。隕石は上空で爆発した模様で、強烈な光が広がり、その後、爆音が数回響いた。隕石の破片がビルの窓ガラスなどを割り、割れたガラスの破片などで500人以上がけがをし、さらに増える見込み。隕石落下でけが人が出ることはまれだ。
隕石が落下した朝9時ごろは出勤時間に重なり、多くの人が隕石の光を目撃した。また、車載カメラなどの記録も多く残り、ネットにアップされている。ロシア内政省によると、チェリャビンスク州の3カ所に大きな破片が落下したという。チェリャビンスク州はソ連時代、核兵器などの軍需産業の拠点だったが、国営原子力企業ロスアラモスは「操業に影響はない」としている。
NPO法人「日本スペースガード協会」が映像を解析したところ、隕石は東から南へ通過し、衝撃波と発光の程度から、直径10メートルに近かったのではと指摘。同協会の高橋典嗣理事長は、「仮に地表到達時に10メートル規模であれば、直径100メートルのクレーターができて壊滅的な被害となったはず」と話している(15日付毎日新聞ネットニュース)。
大川隆法・幸福の科学総裁は2011年の法話で「幸福の科学が製作した映画は予言的な内容を盛り込んでいる」と述べ、映画「仏陀再誕」の中に「UFOが攻撃してくる」というシーンがあることから、「『宇宙からの何らかの攻撃、あるいは、UFOではないにしても、空からの攻撃のようなものがありうる』という解釈が成り立ちます」と語っている(参考書籍参照)。
「空からの攻撃」というとミサイルを真っ先に連想する。しかし、今回、隕石でけが人が出ており、これも「空からの攻撃」と呼ぶことができるだろう。
日本でも、14日深夜に東京都内で隕石が目撃されている。昨年末にも関東で隕石の爆音が確認されており、最近、空からの危険が増えているようだ。
このサイズの隕石は落下予測が難しいと専門家は言うが、被害があり、隕石の数が増えている以上、日本でも何らかの「防衛」体制をつくる必要があるだろう。(居)
【関連記事】
2011年9月27日付本欄 空から何かが降ってくる?
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2952
2011年8月13日付本欄 NASA、隕石からDNAの成分を発見
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2612
【参考書籍】
幸福の科学出版HP 『逆境の中の希望』 大川隆法著
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