ダボス会議で初めて「エイリアンの存在」について議論
2013.02.05
世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」が、スイスのダボスで1月23日から27日まで開催され、約100カ国・地域から政府首脳、企業経営者、知識人、ジャーナリストなど一堂に会し、地球レベルの様々な問題について議論をした。ただ、その中身は経済問題に限らないのがこの会議のおもしろいところだ。
ダボス会議にはシンクタンクの役割もあり、世界が直面する重大な問題について様々なレポートを発表している。ロシアの国外向けラジオ放送局「ヴォイス・オブ・ロシア」の英語版ホームページによると、今年は初めて地球外生命の存在について議論されたという。
エイリアンについては近年、世界の政治家や軍関係者の間でたびたび議論されるようになってきている。ロシアのメドベージェフ首相が昨年、ロシアに「宇宙人ファイル」が存在して、それを歴代大統領が引き継いできたという"オフレコ"発言を行ったが、これも同フォーラムに影響を与えたようだ。
同フォーラムはそのレポートで、世界のエリートたちに「自身とその国家は、地球外生命の発見に備えよ」と訴え、科学者たちは、地球外文明からの挑戦に立ち向かうための新たな財源と頭脳集団の必要性を訴えた。そしてエイリアンの存在は人類の哲学や宗教への挑戦状となるだろうとも述べている。
また、記事では、惑星間航行を生き抜くために人工知能で動く使者の開発が必要となるかもしれないと訴えており、エイリアンの存在は、宇宙関連の新世代企業家たちを鼓舞するだろうとも述べている。
日本では、やっと地球内の外交・国防に国民の目が向き始めたところだが、すでに世界では各界で真面目に地球外生命との遭遇や交流に備え始めているようだ。(純)
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