大阪から「日本維新の会」が船出 一体どこへ向かうのか?
2012.09.18
「我われ、大阪維新の会は、国政政党をつくることに決めました! 政党の名称は、『日本維新の会』。そして、その政党本部は、この大阪市内に置きます!」
大阪維新の会の橋下徹代表は12日、大阪市内で政治資金パーティーを開き、新党結成を正式に宣言。その際の発言から、橋下氏の目指すところを概観しておきたい。
この席で発表された緑をイメージカラーにした党のロゴマークの中央には、日本列島が描かれ、「尖閣も竹島も入ってます」と橋下氏は説明。領土問題を重視していることをアピールした。
一方で、維新八策の中心軸は「地域主権」。国家として国防強化することと、沖縄などが「主権」を持つこととは180度矛盾する。
結党宣言の冒頭では、日頃ツイッターで展開しているような、強烈なメディア批判も忘れなかった。「2年9カ月前、大阪都構想(について批判していた)、どこの新聞もテレビも有識者も、コメンテーターもバカばっかり! たかだか2年半後、3年後のことも予測できない連中が、30年や40年後の日本なんか語る資格なし!」
マスコミとの対決姿勢の中で人気を得る手法は今後も続きそうだ。
「民主主義のこの世において、選挙以外でどうやって物事を解決するんですか? 議論をしても解決できない。100年経っても200年経っても議論では解決できないようなことは、選挙によって決めるしかないんです!」
「ものすごい全国中の大戦(おおいくさ)が始まります。日本全国で大戦をして国の形を変えようとずっと言ってきた。今日そのスタートを切ります!」
共闘する公明党以外の既成政党に宣戦布告した形だ。
次期衆院選の「第三極」「台風の目」になると言われ、威勢よく船出はしたが、その目的地はどこなのか。本人たちの高揚感に反して、大阪市民や国民は、意外と冷静に実力を見極めようとしている気がする。〈宮〉
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2012年8月23日本web記事 「維新」ブームの元祖・幸福実現党 "野獣"幹事長が吠える
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4801
2012年7月号記事 徹底検証・橋下徹は何を目指すのか? 信念なきポピュリストの「本音」 緊急 守護霊インタヴュー
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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