大川隆法総裁 海外巡錫レポート in シンガポール&マレーシア
2011.09.27
2011年11月号記事
幸福の科学グループ創始者 兼 総裁
大川隆法 海外巡錫レポート in シンガポール&マレーシア
今年に入ってアジア各国への仏法真理伝道を精力的に続けるワールド・ティーチャー(世界教師)大川隆法総裁は、9月には5カ国目のシンガポールと6カ国目のマレーシアに降り立ち、両国の聴衆の前で初めて法を説いた。両日の英語説法を抄訳でレポートする。
2011.09.24
Master Ryuho Okawa in Malaysia
2011.09.23
Master Ryuho Okawa in Singapore
大川隆法 アジア・ミッション2011
───2011年、海外巡錫の軌跡(講演地と演題)
2月27日 インド・デリー「Faith and Love」
3月 2日 インド・ムンバイ「How to Succeed in Life」
3月 4日 ネパール・カトマンズ「Life and Death」
3月 6日 インド・ブッダガヤ「The Real Buddha and New Hope」
5月21日 フィリピン・マニラ「Love and Spiritual Power」
5月22日 香港「The Fact and The Truth」
9月15日 シンガポール「Happiness and Prosperity」
9月18日 マレーシア・クアラルンプール「The Age of Mercy」
「Happiness and Prosperity」 (幸福と繁栄)
9月15日 シンガポール・オーチャードホテルにて 来場者約1200人
私は2日前にシンガポール入りし、霊能力を用いてこの国の霊界を探究してみましたが、シンガポール霊界には神が存在していませんでした。これは、新しい国には決して珍しいことではありません。前首相のリー・クアンユー氏の守護霊とも話をしました。
シンガポールの問題の一つとして子供の少なさがあります。また、国内に第一次産業がないため、経済基盤が不安定な面があります。移民を受け入れて人口を増やしたり、他国と良好な関係を結ぶことが重要でしょう。
シンガポールは物質面で一定の繁栄を実現していますが、国としてさらに繁栄していくためには、政治、経済、文化などの面におけるリーダーが数多く必要です。スピリチュアルな教育を受けて、聖なる願いを心に抱いた人が、偉大なリーダーとなり、幸福を実現していくことができるのです。
それは、この世とあの世を貫く幸福であり、他の人々を幸福にすることでもあります。シンガポールに必要なものは、国を偉大な方向へ導き、かつ経済繁栄と両立するスピリチュアルな思想です。幸福の科学の教えは、スピリチュアルな幸福と経済的繁栄を両立させるものです。シンガポールのさらなる幸福と繁栄を願っています。
【会場との質疑応答より】
質問者 :シンガポールでは自閉症などの発達障害の子供が増えていて、大人社会のストレスと関係していると思うのですが。
大川総裁 :シンガポールは人口密度も高く、移民が多く競争も激しいのでストレスがあることはわかります。考え方を切り替えて「中道」(the Middle Way)を心がけてください。時には生きるペースを緩め、ゆっくり歩き、ゆっくり働き、ゆっくり悩んで(会場笑)ください。子供に対し、何かを達成することばかりを性急に求めてはいけません。ストレスの毒を中和し、心を切り替えてみてください。
質問者 :シンガポールの政治状況は、将来的にどうなっていくとお考えですか。
大川総裁 :やはりリーダーシップ次第です。リーダーを生むには広い意味での教育が大事です。その気になって求めれば、一世代のうちに優秀なリーダーを輩出できるでしょう。
また、シンガポールにとっては他国との関係が決定的に重要です。友好国が少なければ未来に影が差してしまいます。今日せっかく私が来たのですから、できれば日本との友好を深めていただければ幸いです(会場拍手)。
「The Age of Mercy」 (慈悲の時代)
9月18日 マレーシア・クアラルンプールのコンベンションセンターにて 来場者約3000人
マレーシアは2020年までに先進国の仲間入りを目指しているそうですが、この国でもう一つ解決されるべきなのが宗教の問題であると思います。
現代の最大の問題の一つは、西洋とイスラム世界の間の誤解です。しかし、コーランにも書かれているように、あらゆる宗教の起源は一つです。天上界には至高の存在(the Supreme Being)があり、ムハンマドが天上界から啓示を受けたように、私にも1981年に啓示が臨み、それ以来700冊以上の本を出し、1600回以上の説法を重ねてきました。これは人間の力ではなく、至高の存在の力であり、神の愛の証明なのです。
今こそ唯一の神が現れるべき時
私は今、日本で国師の立場にあります。野田新首相も私の法話を聴いたことがあり、私の本を勉強しています。4年ほど前からは世界伝道を始めましたが、それを通して、人種の違いや宗教の違い、肌の色の違いなどは重要ではないことが分かりました。
今、アフリカや中東で戦争や紛争が数多く起き、地球の人口は70億人から100億人に向かおうとしています。天上界に唯一の神があるならば、今こそ何かを言うべき時です。
神は人々が殺し合うことを好みません。神は人々を愛しています。コーランにも出てくる至高の存在の名は、エルまたはエローヒムと言い、エローヒムとはエル・カンターレのことなのです。
世界は今、慈悲の時代を生きている
あなた方には、あらゆる宗教を統合し、あらゆる違いを乗り越え、世界中の差別を乗り越えるための新たな宗教が必要です。エル・カンターレにとって、人々の国籍の違いなど何の意味もありません。エル・カンターレは地球上のあらゆる困難に打ち克つことができるのです。
あなた方は皆、神の子であり、平等に創られています。そして、すべての人は心の奥底で、エル・カンターレと一体なのです。
アジアは一つであり、世界は一つです。私たちは今、慈悲の時代を生きているのです。慈悲とは、神の別の名です。慈悲とは、神が日々、あなたの味方である(stands by you)ということです。
神が味方であるならば、あなた方を打ち負かせるものは何一つありません。あなた方は無敵の存在です。どうか私を信じてください。これがマレーシアへのメッセージです。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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