依然として深刻な「いじめ隠蔽」「責任回避」 ─ 子供たちをいじめから守るには「善悪の価値判断」から逃げないこと
2026.03.29
写真:ピクスタ
2026年5月号記事
依然として深刻な「いじめ隠蔽」「責任回避」
子供たちをいじめから守るには
「善悪の価値判断」から逃げないこと
悪質な学校のいじめ隠蔽に対し「いじめ防止対策推進法」が制定されて以降、いじめに積極的に関わる学校が増えてきた。それを表わすものとして、2024年度の全国の学校の「いじめの認知件数」、生命や身体の被害・不登校につながる疑いのある「いじめ重大事態の件数」は共に過去最多になった(*1)。
しかし、小中高生の自殺は25年に過去最高の532人となり、原因・動機の6割は「学校問題」だった(*2)。「学校のいじめ隠蔽」や「いじめ動画の拡散」も相次いでいる。
一般財団法人「いじめから子供を守ろうネットワーク」代表に、いじめ問題解決のために必要なことを聞いた。
(*1)令和6年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(文部科学省)。いじめの認知件数は約76万件、いじめ重大事態は1404件。
(*2)厚生労働省の統計に基づいた2025年の自殺者数。
一般財団法人
「いじめから子供を守ろう ネットワーク」代表
井澤 一明
(いざわ・かずあき)約1万件のいじめ相談を受け、数多くの問題を解決に導く。シンポジウム、セミナー、学校、PTA等での講演多数。2013年制定の「いじめ防止対策推進法」成立に寄与。主著に『いじめは犯罪! 絶対にゆるさない!』(青林堂)。

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