反習派を裏切った「4中全会」の結末【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2025.11.05
アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師
澁谷 司
(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。
10月23日、「4中全会」が閉幕した(*1)。だが、結果は「大山鳴動して鼠一匹」の類いのように見える。
というのも「4中全会」前、同会議で「習近平主席が総書記と中央軍事委員会主席を辞任する」と囁かれていたからである。結局、習主席は総書記と中央軍事委員会主席を辞めず、「反習派」を裏切る形となった。
(*1)10月23日付万維ビデオ
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