「失われた30年」を取り戻すための処方箋がここに - 話題の新刊『トランポノミクス再始動 時代は今、「小さな政府」』
2025.07.29
2025年9月号記事
話題の新刊
Book Review
「失われた30年」を取り戻すための
処方箋がここに
読者からの反響多数!
国を挙げて実践すべき本
「とにかく政府がお金をばら撒いて解決する」というワンパターンの経済政策は、政府の浪費を奨励する「ケインズ経済学」である。一方、ラッファー博士の「サプライサイド経済学」は、付加価値を生産した人に報い、人々のやる気を引き出す経済学である。現実に、ケインズ経済学に傾倒する国は衰退し、サプライサイドを重視している国は発展している。
日本では、ケインズ経済学を学ぶための本は山のようにあるが、サプライサイド経済学はあまり知られていない。その意味で、本書の重要性はいくら強調しても、強調しすぎることはない。気が付けば、先進国から転落寸前の日本において、国を挙げて学び、実践すべき本である。
(エコノミスト 西一弘)
本物の学者とは何か
経済学という学問と、人々の自由で幸福な生活を願う愛の心、社会と国家と世界の発展・繁栄を願う心が、これほど高い次元で統合されている本を読んだのは初めてです。言葉を換えれば、経済行為という人間の営みの本質と、そこから導かれる「正しい経済政策」の大切さがわかる本です。特に、学問を志す若い人には、学問のジャンルを問わず、本物の学者とは何かを教えてくれる貴重な一冊としておすすめします。
(翻訳家 田中司)
今こそ「小さな政府」で繁栄への道を歩め
政府・政策は国民のために存在するのであり、その逆ではない。そして国民の幸福に資するのは軽い税負担や減税である。アダム・スミス以来の伝統を引き継ぐ本来の経済学は、国民に負担をかけない「小さな政府」を提唱する。
しかしマルクス経済学、ケインズ経済学の登場はその伝統を廃れさせ、増税とばら撒き(再分配)によって肥大化を続ける「大きな政府」の出現を許してしまった。「大きな政府」による手厚い社会保障やばら撒きは、政府の自己満足だ。親切に見えるがその実、国民を乞食扱いしている。人々から自助努力の精神を奪い、人間の尊厳を傷つけている。
日本が破滅への道か、繁栄への道を歩むのかは、「再分配型の大きな政府」を選ぶのか、「人々が自由に付加価値を創造できる小さな政府」を選ぶのかと同じことだ。本書を読めばどちらを選ぶべきか、自明となろう。
(経済学者/ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)ディーン 鈴木真実哉)
常識をくつがえす一書
「インフレや経済停滞を解決するために政治は何をしてくれるんだ」「政府がお金を出し渋っているから日本経済は停滞している」という言説がまかり通る日本の政界やマスコミ界の常識を根底から引っくり返してくれる一冊です。
心ある人たちがこの本を読めば、30年以上にわたる日本の停滞の原因は「バラマキと増税の悪循環」であり「大きな政府」の考え方であると気づくはずです。
ラッファー博士の経済学には、人間の可能性への限りない信頼と、自由のなかで神の子人間の可能性を引き出して、お金持ちも貧しい人も共に発展し、繁栄をもたらしたいという深い慈悲の心を感じます。実際、博士の経済学は机上の理論ではなく、繁栄を実現した実績があります。日本の自由と繁栄を守るために、一人でも多くの人に本書を読んでいただきたいと思います。
(幸福実現党政調会長代理 小川佳世子)
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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