「3中全会」後の中国最高指導部の不思議な論文【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2024.08.26

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

中国共産党は7月15日から18日、延び延びになっていた「3中全会」を開催した。会議中、習近平主席が倒れたという情報がある。真偽のほどは不明だ。ただ同会議後、開催前と違った状況が生じている事は間違いない。

習氏に一切言及しなかった党幹部が、直後に"習礼賛論文"を出す不自然さ

実は、「3中全会」後、張又俠・中央軍事委員会副主席が習主席や習近平思想に関して、一切、口にしなかったことが話題となった(*1)。

ところが、張又俠氏と王毅外相が、立て続けに『人民日報』へ論文を書いている。それらが大変奇妙なので、紹介したい。

(*1)2024年8月2日付『万維読者網』

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タグ: 中国包囲網の現在地  グローバル・サウス  3中全会  澁谷司  張又俠  王毅  中国共産党  習近平  人民日報 

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