韓国議員が初めて北方領土(国後島)を訪問

2011.05.26

韓国国会の「独島(日本名・竹島)領土守護対策特別委員会」の姜昌一(カンチャンイル)委員長ら野党議員3人が24日、国後島を訪問した。韓国議員が北方領土を訪問するのは初めて。

3人は訪問目的を「日本との領有権問題がある地域の支配・管理状況の視察」としていたが、韓国政府はこの訪問について「無関係」との立場を取っており、ロシア政府関係者とも面会できなかったという。

だが、ロシアは今年に入って北方領土の投資開発に中国、韓国の企業の企業を誘致しており、さらに今回も3人はロシアのビザを取得して訪問、ロシアの北方領土の管轄権を認めたことになる。

この訪問に対し、日本側は武藤正敏駐韓国大使が24日、「わが国の国民感情を傷つけるものだ。大変遺憾だ」と韓国外交通商省に厳重抗議したものの、25日午前、帰国した姜昌一委員長ら3議員に、仁川国際空港での記者会見で「島の現状を見に行っただけで、国会議員の活動について日本はあれこれ言わないでほしい」と批判された。さらに、22日の韓国の李明博大統領との会談では、菅首相は訪問計画を知りながらも一切触れていない。

自国の領土に他国の人間が勝手に入っているにもかかわらず、政府として何も主張しなければ、それは自ら「日本の領土ではない」と言っているようなものである。こうした政府の姿勢はまったく理解できない。(吉)

※現在、デイリーニュースクリップは無料でお読み頂けます。近日中に有料購読に移行予定です。

【5月25日分ニュースクリップ一覧】
米大統領選はますます混戦模様
韓国議員が初めて北方領土(国後島)を訪問
NASAが火星を目指す有人飛行へ
トヨタ生産回復、日本経済復活の狼煙となるか
米国内のアジア移民による少女売春問題


タグ:

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら