宮城・北海道の風力発電計画が相次ぎ断念 政府は環境破壊する再エネ拡大策を見直すべき
2022.07.30
《ニュース》
関西電力はこのほど、宮城県と北海道でそれぞれ予定していた風力発電所2カ所の建設を断念することを発表しました。
《詳細》
関西電力は再生可能エネルギーの導入拡大に向け、2040年までに計500万キロワットを新規で確保する計画を発表しています。
その一環として5月、北海道と宮城県で計5カ所の風力発電所を建設する検討を始めると発表していました。
ところが7月29日、うち2カ所にあたる北海道伊達市と宮城県川崎町の蔵王山麓について、「環境配慮と収益性の両立が難しい」として、建設を断念すると発表しました。
北海道伊達市では、180メートル大の風量発電設備を最大23基、蔵王山麓では同様の設備を最大19基設置する予定となっていました。特に蔵王山麓については、環境や景観を損ねるとして、地元団体や宮城県知事含めた自治体から、反対が出ていました。
全国で風力発電の建設計画が急増する一方、環境保護などの観点から反対に遭うケースが相次いでいます。ほぼ時を同じくして27日、福島県の国有林内内で最大40基の風力発電を設置する計画が、地元の反対により中止が検討されているとの報道も出ています(福島民友)。
《どう見るか》
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