「エルヴィス」 - リバティWeb シネマレビュー

2022.06.29

© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 

2022年8月号記事

Movie

エルヴィス

 

キング・オブ・ロックの伝説を体感せよ

【スタッフ】
監督・脚本・製作:バズ・ラーマン
【キャスト】
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリビア・デヨング
【配給等】
配給:ワーナー・ブラザース映画
【公開日】
2022年7月1日より全国公開

 

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【レビュー】

レコード総売上は推定30億枚、世界で最も売れたソロアーティストであるエルヴィス・プレスリー。出演したテレビ番組の最高視聴率は82%を記録し、ハリウッド映画34本で主演を務めたスーパースターでありながら、42歳で謎の死を遂げたその生涯を描く。

黒人音楽や黒人教会のゴスペルに惹かれた少年時代のエルヴィスは、黒人の歌い方や動きを取り入れた"ロック"で鮮烈なデビューを飾る。若者たちを次第に熱狂させるが、隔離政策による差別が公然のものだった当時、「白人が黒人の真似をするとは」と、中傷の的ともなってしまう。

警察の監視下に置かれるも、自身の信条を曲げないエルヴィスは型破りなパフォーマンスでファンを魅了。数多の伝説を創るが……。

「エルヴィスがいなかったらビートルズはなかった」とポール・マッカートニーに言わしめ、音楽というカルチャーから黒人差別の解放に多大なる貢献をしたエルヴィス。その人生は、敬虔な信仰者だった母、悪名高い強欲マネージャー、愛するが故にすれ違ってしまった妻子、熱狂的なファンに囲まれ、波乱に満ちていた。

音楽と観客を純粋に愛し、命を燃やしたエルヴィスの伝説と熱狂を名曲と共に伝える、心揺さぶられる衝撃作。

 

ザ・リバティWeb シネマレビュー

「エルヴィス」

(星4つ。満点は5つ)


タグ: パフォーマンス  ロック  エルヴィス・プレスリー  オースティン・バトラー  伝説  黒人差別  トム・ハンクス  シネマレビュー  2022年8月号記事 

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