「飲む中絶薬」の承認申請へ 年間十数万人行われている人工中絶を減らす工夫を
2021.12.23
《ニュース》
イギリスの製薬会社ラインファーマが、人工妊娠中絶ができる経口薬を12月下旬、厚生労働省に製造販売の承認申請をする方針を固めました。
《詳細》
申請するのは、妊娠を維持する黄体ホルモンの働きを抑える薬「ミフェプリストン」と、子宮を収縮させる薬「ミソプロストール」です。二つを組み合わせて飲み、子宮の内容物を排出するといいます。
経口の中絶薬は現在、世界70カ国以上で使われていますが、日本では導入の議論が深まらず、国内の中絶はこれまで手術に限られてきました。中絶薬は世界保健機関(WHO)が手術よりも体への負担が少ない方法の一つとして推奨しており、費用も安価です。
同社によれば、日本で行った臨床試験では93%が24時間以内に中絶に至ったということです。薬の承認の判断には1年近くかかると見られ、承認の場合は母体保護法で指定された医師が処方し、しばらくは医療機関の管理下で服用することが想定されています。
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