米下院が「ウイグル輸入禁止法案」を圧倒的多数で可決 日本は大和の心を忘れたのか
2021.12.11
《ニュース》
米下院がこのほど、新疆ウイグル自治区からの輸入を全面的に禁じる法案を可決しました。
《詳細》
「ウイグル強制労働防止法案(Uyghur Forced Labor Prevention Act)」として8日夜(現地時間)、賛成428、反対1の圧倒的賛成で可決されました。
同法案はウイグル自治区からの物品輸入を禁じ、それでもなお輸入するという企業に対しては、同地区からの全ての輸入品について、強制労働によって生産されたものではないことを「明確かつ説得力のある証拠」と共に証明するよう義務付ける内容。
すでに上院でも同様の法案を全会一致で可決しており、今後両院で成立に向けて調整する運びです。
「ウイグル強制労働防止法案」が可決された8日、下院では中国に関する採決をさらに2つ可決しています。その一つが、国際オリンピック委員会(IOC)に対して「人権に関する約束を守らなかった」と明記した決議です。
中国の女子テニス選手・彭帥(ポンシュアイ)さんが消息不明になった件について、中国政府の主張を「正当化する役割を担った」として批判しています。賛成428、反対0の全会一致で可決されました。
もう一つが、中国政府によってウイグル人やその他の宗教的・民族的少数派へのジェノサイド(大量虐殺)が行われていることを強く批判し、国連に対して行動を求める決議です。これも、427対1の圧倒的多数で可決されました。
《どう見るか》
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