ユングの過去世 心の奥に広がる「光」を求めて - 新・過去世物語 人は生まれ変わる
2021.08.29
カール・グスタフ・ユング 1875~1961年。イラスト:菊池としを
2021年10月号記事
新・過去世物語 人は生まれ変わる
ユングの過去世
心の奥に広がる「光」を求めて
人は、何度も生まれ変わりながら、魂を磨き、人格を向上させていく永遠の存在。その生まれ変わりの過程は、一人ひとりの個性によって彩られた物語となる。
幸福の科学の霊査で明らかになった著名人の過去世をひもとけば、時を超えて輝く魂の性質が見えてくる。
ストレス過多の現代社会にコロナ禍がのしかかり、わが国の自殺者は1年間で3200人も増えてしまった。
昔は僧侶に相談していた悩み事が精神科医に回されるようになっても、自殺者の減少にはつながらないらしい。唯物論の精神科医が語る「心」の話には奥行きがなく、相談しても解決しないことも多い。
これは、新たな心理学を拓いたカール・グスタフ・ユングも、若き日に感じた問題点であった。
ユングは19世紀後半のスイスに生まれ、精神医学を専攻した。だが、彼は、フロイトの唯物的な精神分析では納得できなかった。フロイトが認めなかった「未知の現象」に心を開き、潜在意識の世界の究明に乗り出したのである。
ユングの過去世は空海
ユングは、霊能者が多い家系に生まれ、幼少時から不思議な体験を重ねていた。そのため、彼の心理学は、「虫の知らせ」や「共時性」といった、普通の学者が避けるテーマを真正面から取り上げている。ユングは、宗教家に近い資質を持った人物だったともいえるだろう。
実は、幸福の科学の霊査では、ユングの過去世は日本に真言密教をもたらした弘法大師空海だと判断されている。この二人は、どちらも既存の宗教や思想に納得できず、「秘密の世界」を探究した人物なので、共通点は数多い。そこに着目した時、いったい、何が見えてくるのだろうか。
共通点(1) 「不思議な夢」
共通点(2) 「マンダラ」というキーワード
共通点(3) 「宇宙と一体になる」
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