三内丸山など遺跡群が世界遺産登録勧告 縄文人が"原始人"ではない本当の理由

2021.05.27

《ニュース》

国連教育科学機関(ユネスコ)の諮問機関はこのほど、青森県・三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界遺産登録するよう勧告しました。

《詳細》

登録は、7月に開催されるユネスコ世界遺産委員会で正式に決定される見通しです。

同遺跡群は、約1万5000年前から1万年ほど続いた「縄文時代」の生活や精神文化を今に伝えるものとして評価されました。

なかでも有名なのは、山内丸山遺跡(約5900年前~4200年前とされる)です。東京ドーム7~9個分もの広大な地域に、500以上もの住居が計画的に配置された、「都市」と言ってもいいほどの集落跡です。

柱が並んだ有名な大型掘立構造物も、4階建てビルに匹敵する巨大建造物だったと推測されます。そこからうかがえる建設技術もハイレベルで、当時の人々が「尺」を使いこなしていたことなどもうかがえます。

同遺跡からは新潟県産や長野県産の鉱物も確認され、そこから「海運」やそれを支える「天文学の知識」があったのではないかとも推測されています。

《どう見るか》

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タグ: ユネスコ  縄文時代  世界遺産  旧石器時代  土器  三内丸山遺跡  縄文遺跡群  文明 

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