米シカゴ市長が「白人記者の取材は受けない」 民主党政権でますます分断が進むか

2021.05.22

中央の女性がライトフット市長。写真は2020年5月のもの。画像:Lonnie H. Chambers Jr / Shutterstock.com

《ニュース》

ブラック・ライブズ・マターに象徴される過激な「人種差別是正運動」が、アメリカ国民の分断を強めています。

米イリノイ州・シカゴの女性市長を務めるローリ・ライトフット氏(民主党)は19日(現地時間)、就任2周年の記念として、今後、「有色人種のジャーナリストに対してのみ、一対一のインタビューに答える」と正式に発表しました。

《詳細》

ライトフット氏は2019年4月、対立候補に得票率で50%近くの差をつける形で、黒人女性として初めてかつ、同性愛を公表している人物としても初のシカゴ市長となりました。

就任から2年が経ち、市民から注目を集める中で発表されたのが、この度の声明です。ライトフット氏は、次のように述べています。

「私が当選した時から、我らの国は構造的な人種差別を巡って歴史的な報いを受けています。組織、企業、教育的機関、そして我々の街や州、国家のいたるところで、制度的な人種差別の深く染み付いた遺産に取り組むため、新たな努力をすると宣言がなされてきました。しかしながら、悲しいことに、市役所の記者団や他のニュース編集室における多様性の欠如を見る限り、多くのシカゴの報道機関がこのことを理解し、真に受け入れているとは思えません」

「私の就任2周年の記念に際して、私はあなた方に挑戦します。シカゴの政治、特にシカゴ市政を報道するにあたって、有色人種の、特に女性の有色人種のレポーターを雇いなさい。もし市政報道において白人レポーターしかいないのであれば、彼らと共に有色人種の人々が働くことを確実にしなさい」

《どう見るか》

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タグ: 分断  左翼  共産主義  シカゴ市長  ローリ・ライトフット  民主党  有色人種  人種差別 

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