アウン・サン・スー・チー氏守護霊「日本はヨーロッパの支配を追い払ってくれた」 ミャンマーを中国の"駒"にしてはならない!
2021.03.13
画像:teera.noisakran / Shutterstock.com
タイ・バンコクの国連事務所前では、在住ミャンマー人ら約400人が集まり、アウン・サン・スー・チー氏の解放を求めた。画像:teera.noisakran / Shutterstock.com
昨年11月の総選挙で大敗を喫したミャンマー国軍が、クーデターによって国民民主連盟(NLD)から政権を奪取し、高齢のアウン・サン・スー・チー国家顧問らを拘束してから、すでに1カ月以上が経った。
軍の治安部隊は自国民への弾圧を強めており、国連の報告によると、すでに70人以上が殺害されたという(3月11日時点)。国民を撃てという軍部の指令に従わず、インドまで亡命したビルマ人警察官の事例も多数報告されており、内政は混乱を極めている。
特に懸念されるのが、中国政府の思惑だろう。
インド太平洋地域での覇権拡大を進める中国にとって、中国南部とインド洋を陸路でつなぐ中継地のミャンマーは、何としても押さえておきたい要衝。自国が推し進める「一帯一路構想」の枠組みの中で、惜しみない経済的援助を行ってきた。
ミャンマーは1948年にイギリスから独立を果たしたが、その後、軍による支配が続いたのは周知の通り。この間、欧米諸国が軍事政権に制裁を加える傍ら、継続的に軍部を支援してきたのが中国だ。
スー・チー氏が主導する民主化が進む中で、欧米諸国の制裁も解除され、中国の影響力は相対的に弱まってきていた。しかしここ数年、イスラム教徒の少数民族・ロヒンギャへの迫害により、ミャンマー政府への国際的な批判が高まった。このことがきっかけで、彼女を絶賛してきた西側諸国は途端に距離を置き始めた。
これは、スー・チー氏と西側とを切り離す軍部の意図的な戦略が目論見通り成功した結果だった。しかも、この機に乗じて再び中国が接近。中国の影響力が増す最中に、この度のクーデターが勃発した。
クーデターを首謀したミン・アウン・フライン最高司令官は2019年に訪中し、習近平国家主席と会談。昨年1月に習氏がミャンマーを訪れた際にも、習氏はスー・チー氏だけでなく、フライン氏とも再び会談を行い、報道によれば、クーデターが起きるわずか3週間前の今年1月12日には、中国の王毅外相がフライン氏と会っている。
クーデターの背後に中国政府の思惑が動いていたとしたら、アジア全域にとって大きな脅威となりかねない。
ミャンマーの動向に世界の注目が集まる中、大川隆法・幸福の科学総裁は、スー・チー氏および、クーデターを主導したフライン氏の守護霊を招霊し、一連の内幕を探った。本法話は全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で公開されている(文末に問い合わせ先)。
ミャンマー軍部を傀儡にし、アジア支配を目論む習近平国家主席
今回のクーデターと中国政府のつながりに対し、スー・チー氏の守護霊は「(中国は)傀儡政権をつくろうとしていると思います」と指摘し、このように語った。
「去年の1月のコロナ騒ぎが起きる段階、世界中がコロナ騒動になる段階でミャンマーに来ているという、この習近平の動きを見ると、すごい戦略性があって、もう、世界が混乱している間にアジアのほうを押さえようとしていて、支配下に置こうとしている意図は、ありありとしてますね」
スー・チー氏の守護霊曰く、ミャンマーはあくまで始まりに過ぎず、習氏はインドシナ半島を丸ごと支配し、アジアの海を閉鎖してしまう魂胆で、すでにインド制圧作戦も考えているという。習氏は全地球規模の戦略を進めており、ミャンマーの政変はあくまで、本格的にアジア諸国を攻める"前哨戦"に過ぎないということだ。
日本は先の大戦で負けたが、ヨーロッパの支配を終わらせた
母国が中国の属国になりかける中、スー・チー氏の守護霊は、日本政府および日本国民への期待をこう語る。
「日本がねえ、やっぱりもうちょっとアジアの平和を考え、積極的平和の実現を考えてくれたら、本当にうれしいと思うし。日本が、まあ、先の戦争に負けたけど、でも、ヨーロッパの支配を追い払ってくれたことは私も評価してる」
その上で、経済的利益を優先させる現在の日本には疑問を呈し、「善悪や、正義の観念を持って」「筋を示して、人々に行くべき方向」を教えてほしいと語り掛けた。
戦後70余年、日本がアジアのリーダーとして甦ることが、切実に求められている。
クーデター首謀者の守護霊が明かす、習氏との秘密会談
スー・チー氏の守護霊はこの他にも、ミャンマーが中国の出先機関となる具体的なプロセス(アメリカにとって悪夢の再来となるようなものだ)や、国連改革論、日印豪に期待すること、ロヒンギャ問題についての見解、小乗仏教の抱える問題点など、多岐に渡る論点について深く語った。
スー・チー氏の守護霊に続き、大川総裁はクーデターを主導したミン・アウン・フライン氏の守護霊も招霊。同氏の守護霊は、クーデターの背後にある中国政府の影響のみならず、習氏が会談の際に語ったという同時多発的な侵略計画まで明かした。
思わず背筋が凍るような内容は、ぜひ幸福の科学の支部や精舎で公開されている霊言をお聞きいただきたい。
さらに、一連の霊言の最後には釈尊の霊言が収録され、仏教国に求められる改革や、仏教と民主主義の親和性、中国政府による"煙幕作戦"など、現代の国際政治に対する透徹した見解が示された。
いずれの内容も、今後の世界のあり方を考える上で必聴だ。
世界帝国を目指す全体主義国家・中国
中国政府は、新型コロナウィルスの発生源であり、さらには、特定の人種に対する明確な目的性を持ってウィルスを開発してきたということも、さまざまな研究・告発によって発覚してきている。それにもかかわらず中国政府は、すでにコロナを克服し経済も好調だと、世界に向けて大宣伝を打っている。
こうした、イリュージョンで世界を支配しようとするやり方に、騙されてはいけない。
かつて中国を支配した帝国・元は、アジアの周辺民族を隷従させ、ヨーロッパにも侵攻をかけ、地上の25%を支配したとされるが、習氏もこれと同様、もしくはさらに巨大な野望を抱き、着々と駒を進めている。
今こそ自由世界は団結し、中国に"落とされ"かかっているアジア諸国を護るべきだ。このままでは、人類が多大なる犠牲を払って地上に打ち立ててきた、信教の自由や民主主義の精神が、全体主義国家・中国によって滅ぼされかねない。
高齢のスー・チー氏拘束は人権問題
特に今回のクーデターに関しては、75歳という高齢のスー・チー氏を拘束し続けるということ自体、明らかな人権問題だ。実際、軍部によって拘束された国民民主連盟(NLD)の職員が相次いで死亡しており、スー・チー氏が同じ未来を辿らないとも言えない。
バイデン米政権は「内政不干渉」を理由に、制裁以上の手を打たない可能性が高いが、民主化に人生を捧げたスー・チー氏が衰弱していくのを、ただ指を咥(くわ)えて見ているわけにはいかない。
今こそ、日本はアジアの大国として立つべき時に来ている。
上記の内容は、本霊言のごく一部。他にも、次のような論点に言及された。
【スーチー氏の霊言】
- 欧米によるアジア侵略の背景にあった価値観
- 習氏にとって●●●●●半島は自国領!?
- 中国政府による海上覇権戦略とは?
- 天安門事件の際に日本が犯した決定的な判断ミス
- アジア諸国に求められる民主化
【フライン氏の霊言】
- フライン氏の守護霊が語る、偏った仏教観
- ミャンマー政変によって、僧侶は皆殺しになるか
- 軍部独裁のミャンマーは、第二の●●●●●になる
- 民主主義を理解しないフライン氏の守護霊
【釈尊の霊言】
- ミャンマー政変がこのタイミングで起きたワケ
- 仏教国に求められる改革とは
- 「欲望の実現」のみを求める人々に伝えるべき教え
ここに紹介したのは霊言のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『釈尊の未来予言』
幸福の科学出版 大川隆法著
【関連記事】
2021年3月7日付本欄 中国は「海警」で尖閣を取りに来る その時に備えて日本はどうすべき? 【HSU河田成治氏インタビュー】
https://the-liberty.com/article/18154/
2021年2月7日付本欄 トランプ政権を倒した習近平氏のさらなる世界戦略とは?
https://the-liberty.com/article/18064/
2021年3月号 習近平氏に"闇"の宇宙人がウォークインしている! - ニュースのミカタ 深層版
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画