【岡山・鳥取・島根】神話や伝承の真実 徹底解説 "鬼滅"の100倍おもしろい!

2021.02.26

伝説の鬼・温羅が住んだとされる鬼ノ城には、巨大な山城が建つ(岡山県総社市)。イラスト:菊池としを、写真提供:ピクスタ

2021年4月号記事

地域シリーズ 岡山・鳥取・島根

神話や伝承の真実 徹底解説

"鬼滅"の100倍おもしろい!

東中国地方には、鬼や天狗、妖怪などにまつわるさまざまな伝承や民話、そして神話が存在する。
彼らが「実在する」としたら? その正体に迫った。

(編集部 駒井春香、片岡眞有子)

日本人なら誰でも知っている童話、桃太郎。

おじいさんとおばあさんが、川で拾った大きな桃を割ろうとすると、中から男の子が。桃太郎と名付けられてすくすくと育ち、悪さをする鬼の存在を聞きつけ、退治の旅へ。道中で犬、猿、雉を仲間にし、鬼ヶ島で鬼を倒して金銀財宝を手に入れる……。というストーリーを記憶している人も多いだろう。

舞台とされる岡山県には、少し違う話が伝わる。日本が統一される前のはるか昔、出雲と並ぶ一大勢力・吉備国が岡山の地に存在した頃の話で、「大和の国」に生まれたイサセリヒコという皇子が、吉備国で村人を襲う鬼・温羅を退治するというものだ。

実在する「鬼ノ城」

岡山市内から車で50分ほど走ると、木々に覆われた雄大な山が見えてくる。温羅が住んだとされる「鬼城山」だ。山腹を途中まで車で登り、急こう配の山道を20分ほど歩いた先、標高約400mの頂上付近には大きな城門が建つ(上写真)。眼下に広がる総社市を一望でき、目を凝らせば四国まで見渡せる絶景だ。

地元では古くから、温羅の居城・鬼ノ城として親しまれてきたが、1970年代に入ってから、水門や石垣などが発掘され、古代に築かれた巨大な山城であったことが判明。その後復元が進み、かつての姿を取り戻しつつある。総社市で生まれ育った50代女性は、「小学生の時には遠足で登ったものです。当時は道も整備されていませんでしたが、今ではあんなに立派な城門があるなんて驚きです」と語る。

大和朝廷によって国防のために築かれたとされる鬼ノ城。この地にまつわる新事実が、大川隆法・幸福の科学総裁による霊言で明らかとなった。

昨年11月、大川総裁のもとに突然、「鬼ヶ島の鬼」を名乗る霊が訪れた(*1)。

その霊は、かつて瀬戸内海にある島に根城を持った古代王朝の豪族だったと思われ、地元の人々から物をせしめていたが、天照大神の長男・天忍穗耳尊から退治されたことで改心し、生業を漁業に移したという。その際、天忍穗耳尊が率いる軍と、鬼ヶ島の鬼をはじめとする古代豪族の間で、海戦と上陸戦のどちらも展開されたが、鬼ノ城も戦場の一つだったというのだ。

(*1)「鬼学入門─鬼ヶ島の鬼が語る『鬼滅の刃』と『桃太郎』─」と題して、幸福の科学の支部や精舎で公開。書籍『鬼学入門』に所収されている。

 

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鬼の正体は豪族

天狗、妖怪、妖魔… この世ならざる存在たちの真実

因幡の白兎伝説、黄泉の国…
不思議な異世界の真実

「正しい信仰」に基づく価値判断ができるか

 

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