「翔んで埼玉」だけじゃない! 埼玉にだって「誇り」がある - 地域シリーズ 埼玉
2020.05.29
2020年7月号記事
地域シリーズ 埼玉
「翔んで埼玉」だけじゃない!
埼玉にだって「誇り」がある
少し前までは、愛郷心がないことで"有名"だった埼玉県は近年、映画「翔んで埼玉」で、一躍脚光を浴びる。
「埼玉愛」を発見すべく、埼玉県出身の記者が、埼玉に縁のある3人の人生に注目してみた。
(編集部 飯田知世)
学問
ヘレン・ケラーが仰いだ埼玉県人
20世紀で最も有名な「奇跡の人」ヘレン・ケラーにとって、埼玉は特別なところだった。
ヘレン・ケラーは生涯で3度、日本を訪れた。写真は、1948年の来日で箱根を訪れた時に撮られたもの。中央の女性がヘレン。写真:毎日新聞社/アフロ
「いつか日本に行ってみたい。日本に行ったら必ず埼玉を訪問したいと長い間思っていました。
その夢が、今日叶いました。それは、私が人生の目標とし、苦しく、辛く、挫けそうになった時に心の支えとした人が、この埼玉ゆかりの人物であったからです。その人の名は『ハナワ・ホキイチ』といいます」
1937年4月30日、初来日したヘレン・ケラーは、埼玉会館での講演でそう語った。
次ページからのポイント
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