物理学的自然観(2) 【HSU・木村貴好氏の連載「生命の探究に向けて」】
2020.02.13
HSU未来産業学部 アソシエイト・プロフェッサー
木村 貴好
(きむら・たかよし)1971年、埼玉県生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒。同大学院修士課程(環境科学)修了、同農学研究科博士課程単位取得後退学。博士(農学)。応用昆虫学分野の研究を行う。農業生産法人、茨城県農業総合センター生物工学研究所を経て、2008年、幸福の科学に奉職。現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティの未来産業学部アソシエイト・プロフェッサー。「自然と環境」「基礎生物B」などの授業を担当。著書に『スピリチュアル自然学概論』。
◎ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)未来産業学部のホームページ
http://future-industry.happy-science.university/
前回は、ニュートンが近代自然科学を構築してきた、という話をしました( https://the-liberty.com/article/16795/ )。
ニュートンから時代が下ると、電流と垂直方向に力が働くなど、力学では説明できない現象が相次いで発見されました。
イギリスの物理学者・化学者であるファラデーは、三次元空間にそれまではなかった「電荷」や「場」といった概念を導入し、それらがつくる空間構造を描きました。
またイギリスの理論物理学者であるマックスウェルは、その空間構造を数学的に示す方程式を編み出しました。「正と負」、「NとS」などの極性という、それまでの三次元力学では導けなかった概念も、この電磁気の科学で扱われるようになりました。
これらも、自然から取り分けていた「精神」の領域から導かれたものです。ここにはドイツ観念論哲学の自然観(特にシェリングの自然哲学)が寄与していると言われています。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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